ビットコインの分裂とは?理由やこれまでの分裂・価格に及ぼす影響

仮想通貨大好きダイゴ
「ビットコインの分裂とは?」「ビットコインってなんで分裂するの?」などビットコインの分裂について調べている人は多いと思います。

僕も仮想通貨初心者のときは分裂の意味がわからず沢山調べました。

そこで、今回は「ビットコインの分裂とは?」「ビットコインが分裂する理由」「ビットコインの分裂が価格に及ぼす影響」などについてまとめました。

最後まで読んでいただければビットコインの分裂に関して基本的な知識は理解できます。是非参考にしてください。

 

ビットコインの分裂とは


ビットコインはブロックチェーンと呼ばれる台帳にこれまでの取引データを全て記録しておくことで成り立っています。

ブロックチェーンやビットコインの基本的な仕組みについて知らない人は、この記事を読む前にまずこちらの記事を読んでみてください。

【図解】ビットコインの仕組みや価値がある理由をわかりやすく説明!

2018.04.18

さて、ビットコインの分裂の話でしたね。ビットコインの分裂はビットコインのブロックチェーンが分岐することで引き起こされます。

ビットコインの分裂とは、ブロックチェーンが2つに分岐してビットコインとは別の新しい仮想通貨が生まれることです。

専門用語を使うと、ビットコインの分裂=ブロックチェーンの分岐=ハードフォーク(UAHF)です。

ビットコインの分裂の専門用語
ビットコインの分裂=ハードフォーク(UAHF)

ハードフォークはビットコインのアップデートのために作られたビットコインの仕組みの1つです。
つまり、ビットコインはアップデートで新しい機能を実装するために分裂したことになります。

この記事を読んでいる人の多くは、過去にビットコインが何度か分裂していることを知っていると思います。

では、なぜビットコインは分裂したのか?と疑問に思っている人は多いのではないでしょうか?そこで、次の見出しではビットコインが分裂する理由について説明していきます。

ちなみに、ビットコインの分裂により、これまで次の7種類の新たな仮想通貨が生まれています。

通貨名 通貨単位 HF時期
ビットコインキャッシュ BCH 2017年8月1日
ビットコインゴールド BTG 2017年11月13日
ビットコインダイヤモンド BCD 2017年11月24日
スーパービットコイン SBTC 2017年12月13日
ライトニングビットコイン LBTC 2017年12月23日
ビットコインゴッド GOD 2017年12月24日
ビットコインプライベート BTCP 2018年3月3日

 

ビットコインが分裂する理由


前の見出しでビットコインの分裂は、専門用語でハードフォーク(UAHF)と呼ばれていてビットコインのアップデートのために行われることを説明しました。

ですが、厳密には少し違って「ビットコインをアップデートすべきかしないべきか」「ビットコインのアップデートをどのようにすべきか」で運営者内で意見が2つに割れてまとまらないとき、片方の勢力が強制的にアップデートを行うとビットコインが分裂(UAHF)します。

ビットコインが分裂(UAHF)すると、それぞれの運営者が自分の意見に合った仕様のビットコインを運営していくことになるため意見の衝突が解消されます。

言葉での解説だけでは理解しずらいと思うので、次の見出しで最初の分裂であるビットコインキャッシュの場合を例にとって、ビットコインの分裂の背景に何があったのか解説していきます。

ビットコインに管理者はいない
便宜状「ビットコインの運営者」という言葉を使いましたが、ビットコインは管理者がいない通貨なので運営者が存在しません。

実際には、大勢のエンジニアとマイニングを行うマイナーからなるコミュニティで話し合いを行いながら多数決により運営されています。

そのため、ビットコインはプログラムを作る力のあるエンジニアと取引を承認する力のあるマイナーが話し合いながら運営しているとイメージしてもらえればビットコインについて理解しやすいです。

 

ビットコイン分裂の具体例:ビットコインVSビットコインキャッシュ


ここでは、ビットコインキャッシュの分裂例を参考にビットコインの分裂がどのように起こったのか具体例で解説していきます。

「ビットコインのスケーラビリティ問題」「コア派VSマイナー派の意見の対立」「ニューヨーク協定にてSegwit2Xの採用案で合意」「segwit反対派によりUAHF!BCHが誕生」の見出しにわけて時系列順に解説していきます。是非参考にしてください。
 

ビットコインのスケーラビリティ問題とSegwit

ビットコインのスケーラビリティ問題とは、ビットコインの取引量が増えたことにより取引の処理が遅延してしまう問題のことです。

ビットコインのスケーラビリティ問題の発生は以前から懸念されていましたが、仮想通貨元年と呼ばれた2017年初頭から徐々に顕在化してきました。

ビットコインは仕組み上10分に一度だけ申請された取引の承認が行われます。承認された取引は1つのブロックに格納されてブロックチェーンに繋がれます。

現在のビットコインのブロックサイズは1MBです。取引の数で言うと1ブロックに最大でも4000件程度の取引しかしまうことができません。

つまり、ビットコインは世界中で行われる取引を10分間で最大でも4000件しか承認出来ないことになります。

ちなみに、クレジットカードのVISAは1秒間で約2500件の取引を承認することが可能です。クレジットカードと比べるとビットコインの処理能力が非常に低いことがわかります。

この処理能力の低さが「スケーラビリティ問題」が発生する原因です。

ビットコインのコミュニティではスケーラビリティ問題を解消するためにビットコインコア派によって「Segwit」の導入が提案されました。この「Segwit」がビットコイン分裂騒動のきっかけになりました。
 

コア派VSマイナー派の意見の対立

スケーラビリティ問題を解決するためにコア派が提案したSegwitは、取引遅延に困っていたユーザーに歓迎されソフトフォークによって実装されるものだと思われていました。

ですが、マイナー派と呼ばれるビットコインのマイニングを行う人たちがSegwitの導入に反対しました。マイナー派の主張は次の2つです。

マイナー派の主張

  • segwitは最大でもブロックサイズを1.7MB程しか拡大できないため、将来的なユーザー数増加に対応できない。
  • segwitを導入するとアンインストールすることができず、ビットコインのコードに複雑な仕様が永遠に残り続ける。

その他、segwitを導入するとマイナーが導入している高速マイニングアルゴリズム「ASICBoost」が使えないことも反対の理由であると言われています。

また、マイナー派の中心である中国最大級のマイニングプールBitmain社が「このままsegwitを導入するならハードフォークを実施する」と宣言しました。

Bitmain社はビットコインのマイニングを行う会社の中でも圧倒的な計算力を持っています。

そのため、Bitmain社がビットコインのマイニングをやめてハードフォークで生まれたコインのマイニングを行うことになると、ビットコイン全体の処理能力に大きな影響を及ぼすため発言を無視することはできません。

このように、ビットコインコミュニティ内でコア派とマイナー派により意見の対立が起こったために、Segwitの実装をすることができなくなりました。
 

ニューヨーク協定にてSegwit2Xの採用案で合意

その後、コア派がsegwitを導入するかマイナー派がハードフォークを行うかの攻防が続き意見はまとまらずにっちもさっちもいかない状態が続きました。

そんな中2017年の5月にコア派とマイナー派の関係者がニューヨークで話し合いを行い、Segwit2Xを採用する案で合意が行われました。

segwit2Xはsegwitの仕組みを導入しつつ、ブロックサイズを2倍に拡張する対策方法でブロックサイズが最大で8倍に拡大されるアップデートです。

Segwit2Xはコア派の意見も取り入れつつマイナーの利益も確保できる折衷案であるため合意にいたることができました。

segwit2Xの特徴

  • ブロックサイズ拡大によりスケーラビリティ問題が解決する
  • 承認出来る取引数が増えるためマイナーの利益も確保される
 

segwit反対派によりUAHF!BCHが誕生

Segwit2Xの採用が合意され、騒動は収まったように見えましたが2017年8月1日にビットコインのハードフォーク(UAHF)が行われビットコインキャッシュが誕生しました。

ビットコインキャッシュはsegwit反対派のviaBTCが主導するハードフォークで誕生しました。

結果ビットコインのコミュニティはビットコインとビットコインキャッシュに分裂することになり、各々違う方向を目指して成長することになりました。

ハードフォークの理由は、segwit2Xによってマイナーの利益は確保されたものの、やはりAsicBoostが使えないことによる不利益の方が大きかったからではないかと考えられます。

このように、コミュニティ内の意見の対立により強硬手段としてハードフォーク(UAHF)が行われるとビットコインの分裂が起こり新たな仮想通貨が生まれることになります。
 

ビットコインの分裂が価格に及ぼす影響


ビットコインの分裂が起こると基本的にビットコインの価格は下がります。理由としては次の3つが考えられます。

分裂で価格が下がる3つの理由

  • 新規コインが無料で配布されるため価値が分散する
  • 仕様変更にはリスクが伴う
  • マイニングを行うマイナーが分散してしまう
 

新規コインが無料で配布されるため価値が分散する

ビットコインが分裂すると新しく生まれたコインが無料で配布されます。

このとき新しいコインにも価値がつくため、ビットコインと新しいコインとの間で価値の分裂が起こります。

もちろん、コインの保有者もビットコインを支持する人と新しいコインを支持する人にわかれるでしょう。

そのため、需給バランスもビットコインと新しいコインの間で分散することになるためビットコインの価格が下がることになります。
 

仕様変更にはリスクが伴う

ビットコイン分裂による仕様変更にはリスクが伴います。

仕様変更によるリスク

  • アップデート後のプログラムにバグがある可能性
  • リプレイアタック(ハッキング)の可能性
  • 変更後の仕様が支持されない可能性
  • 今回は3つほど代表的なリスクをあげましたが、他にも様々なリスクが伴います。

    ビットコインの価格はプログラムへの信頼性が根拠となっているため、バグやハッキングが起これば価格は暴落します。

    また、変更後の仕様が支持されなければ暴落はせずとも価格が徐々に下がることになるでしょう。

    このようなリスクがあるため、多くの場合ビットコインが分裂した後は価格が下がることになります。
     

    マイニングを行うマイナーが分散してしまう

    ビットコインの分裂はコミュニティの意見の対立で起こることが多いため、分裂後はマイナーが分散します。

    仮想通貨の評価の1つにハッシュパワーがあります。

    ハッシュパワーとは、その仮想通貨をマイニングする全てのマイナーのコンピューターの処理能力の合計のことです。

    ハッシュパワーが高い仮想通貨ほど早く大量の取引を承認できる仮想通貨ということになるため、評価の指標になっています。

    ビットコインが分裂してマイナーが分散すれば、ビットコインのハッシュパワーが下がるため、価格下落の原因になります。
     

    分裂したビットコインを受け取るならバイナンスがおすすめ


    仮想通貨の分裂に関して調べている人の多くは、分裂時に配布されるコインを受け取りたいと考えていると思います。

    基本的に、ビットコインの分裂で生まれるコインを受け取りたいなら台湾の取引所であるBinance(バイナンス)に登録しておくことをおすすめします。

    というのも、バイナンスは公式サイトで次の様な声明を発表しています。

    Fellow Binancians,

    For any future hard forks on Bitcoin, Binance will take a snapshot at the time of fork. After we deem the forked blockchain and wallet to be usable and stable, Binance will allow up to 7 days for users to withdraw their forked coins.
    For trading and listing these possible forked coins on Binance, each forked coin will go through the same strict listing review process as Binance does for any other coin/token. The default position we have is no listing.
    Note: The above shall act as a general guideline for our stance on future Bitcoin forks. Binance reserves the right to change our stance on any specific forks as we deem appropriate.
    Thank you for your support!
    Binance Team
    2017/11/16

    出典:Binance公式サイト

    簡単に要約すると、「バイナンスは、将来のビットコインのハードフォークについて全てを取り扱いフォーク後7日以内に取引できるようにします。」といった内容です。

    最新のビットコインプライベートは配布されていないようですが、これまでビットコインキャッシュやビットコインゴールド・ビットコインダイヤモンドなどは配布された実績があります。

    バイナンスは時期によって登録を受け付けていない場合があるので、登録出来るときに登録しておくとあとで困る事がありません。

    登録方法は次の記事を参考にしてみてください。

    受付再開!Binance(バイナンス)口座開設・登録方法を解説

    2018.01.22
     

    まとめ

    • ビットコインの分裂=ハードフォーク(UAHF)
    • ビットコインは既に7回の分裂を繰り返している
    • ビットコインコミュニティ内で意見が対立した際に分裂が起こる
    • ビットコインが分裂するとビットコインの価格は下がる
    • 分裂時に新規発行コインをもらうならバイナンスがおすすめ

    今回は、ビットコインの分裂とは何かやビットコインが分裂する理由についてまとめました。

    ビットコインの分裂とはビットコインコミュニティ内で意見の対立が起こり、ハードフォーク(UAHF)が行われた場合に起こります。

    ビットコインは既に7回の分裂を繰り返しており、ビットコインキャッシュ・ビットコインゴールド・ビットコインダイヤモンドなどの新規通貨が生まれています。

    ビットコインの分裂は「価値の分散」「マイナーの分散」「仕様変更に伴うリスク」などの理由によりビットコインの価格が下がる要因になります。

    また、ビットコイン分裂時に配布される新規発行コインを受け取りたいのであれば登録できるときにBinance(バイナンス)に登録しておくことをおすすめします。

    【登録必須】おすすめの仮想通貨取引所ランキング

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