時価総額で上位にランクインしている仮想通貨カルダノ・エイダコイン(Cardano/ADA)。
2018年に入って大きく時価総額を伸ばした銘柄と聞き、注目している人も多いのでは?
「エイダコイン(Cardano/ADA)を耳にしたことがあるけど、どんな特徴があるの?将来性は見込めそう?」という人は、是非この記事を読み進めてみて下さいね。
今回は、エイダコイン(Cardano/ADA)について詳しくお伝えしていきます。
目次
仮想通貨のエイダコイン(Cardano/ADA)とは?どんな仮想通貨?
通貨名 | カルダノ・エイダコイン(Cardano/ADA) |
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通貨単位 | ADA |
公開日 | 2017年9月29日 |
発行上限枚数 | 450億ADA |
公式サイト | https://www.cardano.org/ja/home-2/ |
仮想通貨エイダコイン(Cardano/ADA)の基本情報について、上記の表でまとめました。
エイダコイン(Cardano/ADA)とは、カルダノ財団が開発した『CARDANO』プロジェクトで使用することが可能な仮想通貨(暗号通貨)です。
エイダコイン(Cardano/ADA)がカルダノコイン(Cardano)と呼ばれることが多い理由は、上記が大きく関係しています。
では、そのカルダノ(Cardano)とは一体どういうものなのでしょう?
プラットフォーム「カルダノ(Cardano)」で使用される専用通貨
カルダノ(Cardano)とは、オープンソースで開発されたブロックチェーンプラットフォームで、現在では主にオンラインカジノ『カルダノ』のプラットフォームとして利用されています。
そこで利用できる専用通貨として発行されているのが、エイダコイン(Cardano/ADA)というわけなんですね。
カルダノは、取引に不正がないように公正で正確な取引情報を公開できるプラットフォームで、契約が履行されるまでにかかるコスト(時間的・金銭的)を圧縮することが可能となる金融アプリケーションとなっています。
カルダノが運営するオンラインカジノは、この”システムをクリーン化する仕組み”によって運営側の不正を防ぎ、”ユーザーが安心して利用できる環境の提供”に成功している一例と言えるでしょう。
天才数学者”チャールズ・ホスキンソン”が開発したコイン
このエイダコイン(Cardano/ADA)のすごいところは、あの天才数学者である『チャールズ・ホスキンソン氏』が開発した暗号通貨であることです。
チャールズ・ホスキンソン氏は暗号通貨の第一人者とも呼ばれていて、他にも時価総額上位のイーザリアムやビットシェアーズといった暗号通貨の開発にも携わっていることから、エイダコイン(ADA)の信用性は高いと言えそうです。
当初は「詐欺コイン」扱いされていた!?
実は、エイダコイン(Cardano/ADA)は当初『詐欺コイン』などと言われていました。
その理由には2つあり、
- 詐欺疑惑のある「泉忠司」氏が出資者となっていたこと
- ICO※1から半年間「上場・公開」されなかったこと
です。
1つ目の理由は、「泉忠司」氏が以前にノアコインがフィリピン政府公認の通貨だと宣伝していたにもかかわらず、実際には虚偽の情報であったことがあり、信用性が低い泉忠司氏がエイダコイン(Cardano/ADA)に出資していることから、「今回も詐欺コインなのでは?」という疑惑が持たれていました。
2つ目の理由は、ICO※1後に取引所への上場や公開が大幅に遅れてしまっていたことがあり、「公開前に資金だけ集めて実際には公開されないのでは?」と疑惑が持たれ始めましたが、無事に取引所に公開されたことにより現在では詐欺コインの疑惑も払拭されています。
現在の時価総額や価格はどれくらい?最近のチャート推移を見てみよう
そんなエイダコイン(Cardano/ADA)ですが、現在の時価総額や価格は一体どれくらいなのでしょうか?
これまでのチャート推移とともに見ていきたいと思います。
2018年4月に大手取引所に上場で価格上昇

参照:Cardano (ADA) Price, Chart, Info | CoinGecko
実は、エイダコイン(Cardano/ADA)は2018年の年初に大きく暴騰しています。
2017年9月末の公開以降は、しばらく3円台をキープしていたエイダコイン(Cardano/ADA)ですが、2018年1月4日には133.01円という最高値を記録し、40倍以上の驚異的な伸びを見せつけました。
この時のエイダコイン(Cardano/ADA)の価格上昇によって、いわゆる“億り人”になった人も多くいるようです。
この時の暴騰の背景には、世界最大級の仮想通貨取引所『Binance(バイナンス)』や『BITTREX(ビットレックス)』に続けて上場したことや、日本国内での仮想通貨業界の盛り上がりが後押ししていたと考えられます。
エイダコイン(Cardano/ADA)の現在の時価総額と価格

参照:Cardano (ADA) Price, Chart, Info | CoinGecko
エイダコイン(Cardano/ADA)の現在の時価総額は7,138億9,896万円となっていて、仮想通貨の時価総額ランキングで7位に付けています。
また、エイダコイン(Cardano/ADA)の時価相場は、2018年5月16日時点で『26.99円』となっています。
先ほどご紹介した2018年1月4日の133.01円という最高値と比較すると大きく価格を下げていますが、現在は30円前後の時価相場に落ち着いているので安定している状態ということが分かります。
そのため、高騰していた時期よりも手を出しやすい状況なので、今後上昇していくと見込める場合にはエイダコイン(Cardano/ADA)を購入する大きなチャンスとも言えそうです。
エイダコイン(Cardano/ADA)の3つの特徴
エイダコイン(Cardano/ADA)がどのような仮想通貨なのかが分かったところで、次はエイダコイン(Cardano/ADA)の大きな特徴を3つお伝えします。
言い換えると、エイダコイン(Cardano/ADA)のメリットとも言える部分でもあります。
1.独自言語を採用したスマートコントラクト「Plutus」

スマートコントラクト(smart contract)とは”賢い契約”を意味し、自動的に契約行動を実行させることを指します。
時価総額上位のイーサリアムにもスマートコントラクトは実装されているのですが、エイダコイン(Cardano/ADA)のスマートコントラクトは『Plutus』という新しいプログラミング言語を開発し採用しています。
従来のスマートコントラクトは低保証アプリケーションに対応していますが、Plutusのスマートコントラクトは高保証アプリケーションに対応します。
その為、より複雑で難解な契約内容であっても、迅速に記録(ログ)や実行(アクション)することが可能になっています。
2.ステーキング報酬がもらえる

エイダコイン(Cardano/ADA)は、保有しているだけで配当がもらえるステーキングがあります。
ビットコインなどの多くの仮想通貨は、マイニングによって報酬が得られることは有名ですが、保有しているだけで配当報酬がもらえることをProof of Stake(PoS)と呼び、通称ステーキング報酬と言われています。
その報酬額は、FacebookのCardanoコミュニティで活動されている市川氏の計算によると、年間利率で『約9.13%』という結果となっているそうです。
3.専用のウォレット「ダイダロス(DAEDALUS)」がある
『ダイダロス(DAEDALUS)』は、カルダノ(Cardano)が提供しているエイダコイン(Cardano/ADA)専用の公式ウォレットです。
このダイダロス(DAEDALUS)というウォレットは、高度な暗号技術によるセキュリティー機能を備えているので、エイダコイン(Cardano/ADA)を安全に保管するためには必須となります。
さらに今後追加される予定の機能として、
- ビットコイン/イーサリアムクラシックの取扱い
- スマホアプリ対応(iOS/Android)
などがあります。
現在はパソコン用のウォレットしかリリースされていませんので、使用する際にはカルダノ(Cardano)の公式HPからダイダロスウォレットをパソコンにダウンロードしましょう。
今後価格は何倍に?エイダコイン(Cardano/ADA)の将来性を判断する4つの要素

エイダコイン(Cardano/ADA)の特徴を知っていくと、「何だかエイダコイン(Cardano/ADA)って将来性ありそうだな」と感じた方も多いのでは?
では次に、エイダコイン(Cardano/ADA)の気になる今後の将来性について予想してみましょう。
この先も今の時価相場が何倍にも伸びていく見込みがあるのか、エイダコイン(Cardano/ADA)の将来性として判断できる大きな要素としては下記の4つが挙げられます。
- ATMでの引き出しが可能になる
- デビットカードで支払い可能になる
- 量子コンピュータに対応した「量子コンピュータ耐性通貨」
- 仮想通貨取引所クリプトピア(Cryptopia)への上場予定
1.ATMでの引き出しが可能に?
エイダコイン(Cardano/ADA)は、私たちの身近な存在であるATMから引き出すことが可能になる予定です。
しかも日本では、公開から1年以内に5ヶ所(全25台)ものATMが設置されるとアナウンスされていますので、エイダコイン(Cardano/ADA)の公開日が2017年9月29日ということはもうすぐ実現されることになりますね。
2.デビットカードで支払い可能に?
また、カルダノ(Cardano)発行のデビットカードが公開される予定もアナウンスされていて、近い将来、通常のデビットカードのようにお買い物での支払いが出来るように。
使い方としては、先ほどお伝えしたダイダロスウォレットからカルダノ(Cardano)デビットカードにチャージして利用することになります。
また、アプリと連携させることでカルダノ(Cardano)デビットカード内のエイダコイン(Cardano/ADA)の残高照会・取引履歴の確認なども可能になる予定です。
もし私たちの生活でエイダコイン(Cardano/ADA)が使用されるようになれば、エイダコイン(Cardano/ADA)の需要は必然的に高まる可能性が強くなりますね。
3.次世代コンピュータ「量子コンピュータ」に対応
量子コンピュータとは、現在のコンピュータよりも処理能力・計算能力が大幅に高いコンピュータです。
その為、セキュリティが高いブロックチェーン技術を採用している仮想通貨でさえも、量子コンピュータの登場で暗号が解き明かされてしまう危険性(ハッキングや改ざんリスクなど)があり、将来的には仮想通貨に大打撃を与える可能性も指摘されています。
ですが、エイダコイン(Cardano/ADA)は量子コンピュータ耐性通貨(対策通貨)とも呼ばれる『量子コンピュータに対応している通貨』なので、セキュリティ面での信頼性が今後も高い水準で保たれることが予想されます。
今後は量子コンピュータに耐性のある通貨が好まれて購入される可能性が高いので、エイダコイン(Cardano/ADA)はこういった面でも将来性が高い通貨と言えるのではないでしょうか。
4.海外の仮想通貨取引所「クリプトピア(Cryptopia)」に近日上場!
最後に、エイダコイン(Cardano/ADA)が新たに仮想通貨取引所に上場する予定があります。
現在、エイダコイン(Cardano/ADA)の新規上場が予定されている取引所は、
- クリプトピア(Cryptopia)
- Bitt
上記2つとなります。
出典:カルダノ公式HP|Cardano Help Center – Adaの売買方法
取扱いされている取引所が増えれば増えるほど、その銘柄の売買取引を行う人数や取引量も増えていきます。
そのため、新たな取引所に上場した後は価格が引き上げられる傾向が見られることもありますので、今のうちに購入して仕込んでおくのも良いかもしれませんね。
エイダコイン(Cardano/ADA)はどこで買える?購入可能な取引所

では、そんなエイダコイン(Cardano/ADA)を購入する場合はどこの取引所に登録すれば良いのでしょうか?
現在、エイダコイン(Cardano/ADA)の取引高が実際にある取引所は世界に8箇所あるようですが、その中でも有名な取引所は『Binance(バイナンス)』や『BITTREX(ビットレックス)』となります。
参考:Cardano (ADA) List of Trading Exchange Sites | CoinGecko
エイダコイン(Cardano/ADA)を購入できる取引所の口座開設がまだの人は、まずはBinance(バイナンス)の口座を開設しておけば間違いないですよ。
バイナンスの口座開設の方法は、こちらの記事で優しくご紹介していますので是非参考にして下さいね。
まとめ
今回は、エイダコイン(Cardano/ADA)についてご紹介してきました。
エイダコイン(Cardano/ADA)についてまとめると、
- 時価総額上位の仮想通貨
- プラットフォームであるカルダノの専用通貨
- 所有しているだけで報酬(利息)がもらえる
- 専用ウォレット「DAEDALUS(ダイダロス)」が利用できる
- 今後可能になることがいくつも予定されているため将来性が高い
上記5つを見ても分かるとおり、通貨としての価値やポテンシャルを考慮すると、まだ時価相場は高くないと言えると思います。
今後の将来性に期待を込めて、あなたの投資対象の1つにしてみてもいいかもしれませんね。