仮想通貨ファクトム(FCT)は、分散型データ管理が可能なプラットフォームで、今後の成長がとても楽しみな仮想通貨の一つです。
中でも、アメリカ国内ではとても人気が高く、dLocやファクトムハーモニーのプロジェクトが進められていることもあり、その高い将来性に今から目を付けている人も多いはず。
今回は、ファクトム(FCT)の現在の価格や今後の将来性を左右するポイントについてご紹介していきます。
この先ファクトム(FCT)の価格はどうなる?将来性を決める3つの要素

ファクトム(FCT)を購入する前に気になるのが、「この先ファクトム(FCT)の価値は上がっていく将来性のある通貨なのか?」ということです。
仮想通貨全ての銘柄で言えることですが、
- 価値が上がり始めたから…
- 有名だから何となく…
などの理由で購入するのではなく、投資をしようと検討している通貨にどのようなバックグラウンドがあるのか、またはどのような社会的有用性のある通貨なのか、を把握した上で、購入しないと失敗しやすくなります。
ではここで、ファクトム(FCT)の将来性を判断するポイントとなる3つの要素について見ていきましょう。
1.ファクトム(FCT)が展開する巨大プロジェクト
ファクトム(FCT)は、アメリカ・テキサスの「Factom.Ink」という会社が発行している通貨で、ブロックチェーン技術を採用している分散型データ管理のプラットフォームです。
【ファクトム(FCT)】
アメリカで生まれた仮想通貨^^
ファクトムは、文書の認証や存在証明、電子記録やログ記録を残すために、ブロックチェーン技術を採用しているよ^^
まさにペーパーレスの世界を実現させる可能性のある通貨^^
将来性抜群^^— 仮想通貨まとめ大百科 (@kasou_matomerun) April 13, 2018
上記のツイートでもあるようにファクトム(FCT)は、文書や証明書などの情報をブロックチェーン上に保管し、第三者からの不正な改ざんリスクの軽減や情報管理のコスト軽減を実現させる技術である為、この技術を活かした巨大プロジェクトが進められています。
ファクトム(FCT)が展開している主なプロジェクトには、
- 医療業界産業市場を視野に入れた「dLoc(ディーロック)」プロジェクト
- 住宅ローン市場を視野に入れたファクトムハーモニープロジェクト
の2つがあり、特にファクトムハーモニープロジェクトに関しては、1兆ドル規模とも言われているアメリカの大きな住宅ローン市場に参入することになります。
「ファクトム・ハーモニーは、監査の苦労とコストを軽減する単一の永続的な文書カタログを提供しています…」
ファクトムの公式サイトでも提言されているように、情報管理におけるコストの軽減と、文書データの永続的な管理を提供している為、住宅ローン市場で必要となる「不動産・金融機関・保険会社」などが利用する情報を、ファクトム(FCT)のシステムによって非常に透明性の高い状態で一元的にまとめて管理できるようになれば、社会に与える影響はとても大きいものになることが予想されます。
2.ファクトム(Factom)は世界の主要都市に支社を展開
ファクトム(FCT)は、アメリカ、テキサス州に本社を置き、
- アメリカ、カリフォルニア州(サニーベール)
- 中国(上海・北京)
- イギリス(ロンドン)
- 日本
など世界の主要都市に支社を展開しています。
ファクトム(FCT)が、アメリカ本土だけでなく世界的なプロジェクトを進めた場合、これらの支社を足掛かりとして世界規模でサービスを展開していける可能性を秘めていると言えます。
3.成長の基盤となる資金力
ファクトム(FCT)は、2016年までの段階ですでに投資家からの420万ドルの投資を受けていて、さらに2017年にはベンチャーキャピタル(大規模な投資を行う投資会社)より800万ドルの資金調達を完了させています。
順調に資金を調達できたことにより、先ほどご紹介した「dLoc(ディーロック)・ファクトムハーモニー」の両プロジェクトが順調に進行することが出来ていると言えるでしょう。
言い返せば、それだけファクトム(FCT)が展開する事業に対しての期待度が高いことが伺えますね。
ファクトム(FCT)の現在のチャートで価格を確認

参照:Factom Price Chart (FCT/JPY) | CoinGecko
ファクトム(FCT)は、2018年4月12日時点で1FCT当たり2,587円の価格相場になっています。
2017年3月の時点では1FCT当たり400円前後でしたが、2017年7月には4,000円に達しその後ジリジリと半値以下に下落。
2017年末から2018年1月にかけては再度高騰、1FCT当たり8,534円を記録しました。
仮に2017年の3月までにファクトム(FCT)を10万円分購入していた場合、210万円以上になっていた可能があるということになります。
少しずつ時価相場が上昇傾向に
現在ファクトム(FCT)の時価相場は、2018年の高騰後の下落によって2,000円ほどにまで価格を落としましたが、実はここに来て前日比プラスの日が連日続いている銘柄です。
■仮想通貨
市況12:06
よくわかりませんが、”ファクトム”という仮想通貨が好調の模様。 pic.twitter.com/MUpntlPjIE— qけんけんp (@q_ken_ken_p) April 16, 2018
Twitter界隈でも、ファクトムの上昇率にはとても注目が集まっている様子が分かります。
まだまだ参入の余地がある
ファクトム(FCT)は1FCT当たり2,000円台のため、まだ投資対象としてはリーズナブルな相場となっており、今後の将来性を期待した場合には購入のハードルが低めとなっています。
前回の高騰はブームの過熱によるものなので価格が上がりすぎた感が否めませんが、現在の価格はファクトム(FCT)が展開する事業の将来性を考慮すると、今後まだまだ価格が上昇する余力があると判断することも出来そうです。
これからファクトム(FCT)の購入を検討している人でも、参入の余地がある相場状況と言えるかもしれませんね。
ファクトム(FCT)の今後は?世界中での実用化が進めば…

ファクトム(FCT)の将来性を語る上で、今回お伝えした様な『ファクトム(FCT)はどのような通貨なのか』を知っておくと、
- 将来性に期待できる(投資しておくべき)銘柄なのか
- 将来性に疑問の残る(投資する必要のない)銘柄なのか
を判断する材料として活かすことが出来ます。
ファクトム(FCT)が進めるプロジェクト「dLocプロジェクト(医療産業)」・「ファクトムハーモニープロジェクト(住宅ローン市場)」は、まだアメリカ市場での実用化に向けて進められている段階ですが、アメリカに留まらず世界的に実用化されることになれば、その市場規模は計り知れません。
ファクトム公式サイトにも、世界規模でプロトコルである『ファクトム(FCT)』の利用を呼び掛けており、人々のプライバシーや財産を「詐欺・偽造」などから守ることが出来るような世界の実現を目標に掲げています。
“We started Factom to build a more honest and transparent world. We take a pretty simple approach: create software that makes it impossible to change the past and point that software at places where it solves valuable business problems.”
Peter Kirby, CEO
ファクトム(FCT)の技術が本当に優秀であれば様々な企業や分野で採用され、段階的にグローバルな事業展開をしていく可能性がありますので、今後のファクトム(FCT)の成長に期待したいですね。
まとめ
今回は、仮想通貨ファクトム(FCT)の今後の将来性についてお伝えしました。
ファクトム(FCT)には、
- 世界の主要都市に支社を展開している
- 開発しているプロジェクトが世界規模で採用される可能性がある
- 現在の時価相場がとても魅力的
などの要素がありますので、今後大きく成長していく展望が見込まれる可能性を持っている銘柄の1つと言えるかもしれません。
2018年、2019年に価値が上がりそうな銘柄に投資しようと検討している人は、分散投資先の候補の1つとしてファクトム(FCT)への投資も視野に入れてみては?
ファクトム(FCT)の購入におすすめな取引所は、下記の記事でご紹介していますので、あわせてご覧ください。