仮想通貨に投資をしていると、保管方法が悩みどころ。
そんな中、「ファクトム(FCT)はどこに保管すればいいんだろう…」と困っていませんか?
ファクトム(FCT)を購入した取引所でそのまま保管しておくのも、セキュリティ面で不安が残りますよね。
実は、ファクトム(FCT)には公式ウォレットがリリースされていて、ファクトム(FCT)を保管する際のおすすめのウォレットになります。
今回は、ファクトム(FCT)を保管することができるウォレットの種類や、ファクトム(FCT)の保管におすすめしたいファクトム専用の公式ウォレット「エンタープライズウォレット(Enterprise wallet)」についてご紹介していきます。
目次
ファクトム(FCT)に対応しているウォレットの種類
ウォレットの種類 | セキュリティ強度 | 特徴 |
---|---|---|
オンラインウォレット | ★★★☆☆ | 仮想通貨取引所などWEB上でコインの保管ができるウォレット、気軽に利用できる一方でセキュリティ面はサイト管理者に依存する |
ソフトウェアウォレット | ★★★★☆ | パソコンやスマホにインストールし、ローカル環境で利用するソフトウェア(アプリ)タイプのウォレット |
ペーパーウォレット | ★★★★★ | インターネット環境から切り離して保管するため、ハッキングリスクの心配がなくセキュリティが最も高いウォレット |
ファクトム(FCT)を保管するためのウォレットには、上記の3種類が存在します。
ウォレットには、インターネットに接続された状態で保管されるものから、インターネットから切り離した状態で保管できるものまで存在しますが、そのセキュリティ強度は異なります。
各ウォレットには一長一短がありますので、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
ファクトム(FCT)に対応したオンラインウォレット
ファクトム(FCT)に対応したオンラインウォレットは、ファクトム(FCT)の取り扱いのある仮想通貨取引所内のウォレットになります。
ファクトム(FCT)を購入できる取引所については、下記の記事でご紹介していますので併せて確認して下さい。
上記記事でご紹介している取引所で口座開設すると、購入したファクトム(FCT)を保管するためのウォレットが自動的に付与されますが、これがオンラインウォレットになります。(WEBウォレットとも呼ばれます)
また、取引所ではないWEB上に仮想通貨を保管できるオンラインウォレットでは、『Blockchain.info※ファクトム(FCT)は非対応』などが有名です。
オンラインで利用できるウォレットのため、どの端末からでもログインさえ出来れば利用することができるので手軽に使える特徴があります。
ですが、オンラインでインターネットに繋がっているため、常にハッキングなどによる盗難のリスクと隣り合わせとなってしまいますし、取引所のウォレットの場合には取引所が倒産してしまうと保管していた通貨を引き出せないリスクも。
pool、オンラインウォレットは危険すぎる。
最低でも自分のPCのウォレットに入れるべき— やすたー (@Fr87S) December 7, 2017
なので、大きい資産を安全に保管する場合はソフトウェアウォレットやハードウェアウォレット、ペーパーウォレットでの保管が一般的です。
ファクトム(FCT)に対応したソフトウェアウォレット
ファクトム(FCT)に対応したソフトウェアウォレットには、ファクトム(FCT)の発行元であるFACTOMが開発した公式の専用ウォレット『エンタープライズウォレット(Enterprise wallet)』があります。
ソフトウェアウォレットは、パソコンにインストールして使用する『デスクトップウォレット』や、スマホにインストールして使用する『モバイルウォレット』があり、これらソフトウェア内に保管することになります。
取引所に万が一のことがあっても、自分の端末内に保管しているので安心です。
また、インターネットに常に繋がっている状態で利用するオンラインウォレットと異なり、オフライン状態でも利用できるのがソフトウェアウォレットの大きな特徴で、パソコンやスマートフォンなどの端末がハッキングされたりウィルス感染したりしていなければ、ローカル環境で安全に保管することが可能です。
次はソフトウェアウォレット。
パソコンにダウンロードするタイプです。
ウォレットに入れた後オフラインにも出来るので、かなり安全とも言えます。
ADAやLISKも公式から出ていますね!
自分のパソコンのセキュリティに自信があるならとてもいいですね(#^.^#)— きゅう (@kyu1326) January 27, 2018
ですが、ソフトウェアウォレットでは秘密鍵(プライベートキー)を適切に管理する必要が出てきますので、オンラインウォレットに比べて管理面での手間がかかるという側面があります。
ファクトム(FCT)に対応したペーパーウォレット
ファクトム(FCT)に対応したペーパーウォレットには、ファクトム(FCT)の発行元であるFACTOMが開発した『ファクトイドペーパーミル(Factoid Papermill)』があります。
ペーパーウォレットは、インターネットから隔離して保管する方法で、紙などのアナログの状態で仮想通貨を保管します。
しかし、仮想通貨って面白いね。
オンラインウォレットは危険だから、ハードウォレットで保管しようとすると、ハードが故障したらパー。
結局、紙に印刷して保管するペーパーウォレットが、安全で複製もできると。。。— masa03 (@masa03m) January 30, 2018
完全にオフラインで保管するため、セキュリティ強度は一番高く安全な保管方法と言えますし、無料で保管することができることも大きなメリットですね。
ファクトム(FCT)の保管は「エンタープライズウォレット(Enterprise wallet)」がおすすめ!

では、ファクトム(FCT)を保管することができるウォレットの中から、おすすめのウォレットについて見ていきましょう。
ファクトム(FCT)の保管可能な一般的な個人用ウォレットは、日本国内のものや海外のものまで調査した限り見付けることが出来ませんでした。
数十種類のコインを保管することが出来る海外のウォレット「Jaxx(ジャックス)」でファクトム(FCT)の保管が可能との情報もありましたが、実際にアプリを使用してみた結果ファクトム(FCT)に対応していることを確認出来なかったので、他のウォレットの利用を考える必要があります。
そこでファクトム(FCT)を安全に保管できるウォレットとしておすすめしたいのが、冒頭でもお伝えしました「エンタープライズウォレット(Enterprise wallet)」になります。
ファクトム専用の公式ウォレット
「エンタープライズウォレット(Enterprise wallet)」は、ファクトム(FCT)の発行元であるFACTOMが、ファクトム・トークン専用の公式ウォレットとして提供しています。
今後、安心して保管できる「ソフトウェアウォレット・ハードウォレット」の中で、ファクトム(FCT)に対応するウォレットが出てくるかもしれませんが、2018年4月23日時点では公式の専用ウォレットでファクトム(FCT)を保管する方法がセキュリティ上おすすめと言えるでしょう。
初心者にはエンタープライズウォレット(Enterprise wallet)の使用は難しいかも?
ファクトム(FCT)の保管には、公式ウォレットであるエンタープライズウォレット(Enterprise wallet)がおすすめである一方で、その使い方がとても難しいという一面も。
- ウォレットが全て英語表記
- パソコン用のウォレット
- インストールのマニュアルが英文のみ
などなど、利用するまでのハードルがとても高く、初心者の方が気軽に使えるウォレットではありません。
特に、PCへのインストール方法が英文でのマニュアルとなっているため、ブラウザの『日本語に翻訳』機能を利用して手順を進めていく必要があり、ウォレット導入へのハードルを上げている要因となっています。
仮想通貨取引所のウォレットを使用する時の注意点

「ファクトム公式のエンタープライズウォレットは、自分にはちょっと難しそう…」という場合は、セキュリティの観点からあまり好ましくはないのですが、仮想通貨取引所のウォレットを使いましょう。
例えば、小額のファクトム(FCT)しか保有していない場合、取引所のウォレットから無理に別のウォレットに移しても手数料がかかるだけですので、資産を不必要に目減りさせてしまうことになります。
そんな時は、ある程度のリスクを覚悟の上で「使いやすいファクトム(FCT)対応のウォレットが出てくるまで」と割り切って、取引所内の口座内で保管する方法も1つの手段ですね。
ですが、取引所のウォレットでファクトム(FCT)を保管するなら、自分で設定可能なセキュリティレベルに関してはなるべく上げておきましょう。
パスワード設定や二段階認証設定は必須!
仮想通貨取引所は、国内・海外問わずに『二段階認証』の設定が出来るようになっています。
【取引所の二段階認証は必ず設定!!】二段階認証せずに仮想通貨を盗まれる事案が多発しています。取引所やオンラインウォレットのセキュリティはかならず、二段階認証にしてください。どんなに少額でも用心に越したことはありません
— 億り猫@bitzeny応援 (@bitcoincheck555) December 8, 2017
パスワードを難解な英数字の文字列で設定したり、二段階認証アプリによる二段階認証設定をするだけでも、取引所のウォレットのセキュリティが強化されますので、あなたの大切な資産を守る為にも面倒くさがらずに必ず設定しておきましょう。
どうしても心配ならペーパーウォレットで保管してみよう
利便性を求めるなら取引所のオンラインウォレットがおすすめですが、ファクトム(FCT)の資産が大きくなるとセキュリティ面で大きな不安を抱えることになります。
そこで安心してファクトム(FCT)を保管できる方法が、ペーパーウォレットの『ファクトイドペーパーミル(Factoid Papermill)』の利用です。
ソフトウェアウォレット・ハードウェアウォレット共に、現段階ではファクトム(FCT)対応の使いやすいウォレットがなかなか見つかりませんが、海外ではファクトム(FCT)の長期保管に最適なペーパーウォレット『ファクトイドペーパーミル』がおすすめされています。
ファクトム(FCT)をペーパーウォレットで保管する方法についてはこちらのサイトで解説されていますので、ブラウザの『日本語を翻訳』機能を利用して参考にしてみて下さい。
まとめ
ファクトム(FCT)の保管におすすめのウォレットをご紹介しましたが、
- おすすめはファクトム専用の公式ウォレット
- 小額なら取引所のウォレットでの保管もアリ
- 長期保管ならペーパーウォレットの手段もある
これら3つでまとめることができます。
ファクトム(FCT)には、使いやすい「オンラインウォレット・ソフトウェアウォレット・ハードウェアウォレット」がない為、ファクトム専用の公式ウォレットが一番のおすすめウォレットということになります。
ただ今回お伝えしたように、若干使いづらいというデメリットもある為、小額の場合であれば取引所のウォレットを利用していてもいいかもしれません。
ですが、取引所のウォレットでの保管には当然リスクが伴いますので、二段階認証などの可能な限りの対策はしておきましょう。