モネロ(XMR)の高騰・下落の理由を解説【2018年の予測】

モネロ(XMR)は2014年4月に登場後、どのぐらい高騰(値上がり)しているのでしょうか?また、モネロ(XMR)の現在価格は最高値からどのぐらい下落しているのでしょうか?

モネロ(XMR)がどのぐらい高騰・下落しているのか?その理由に注目すれば、何が値動きの要因となっているのかを知り、トレードの役に立てることができます。

モネロ(XMR)のこれまでの高騰・下落の動きから見えてくる将来性、モネロ(XMR)は2018年にどのような動きをすると予測されるのか?解説します。

 

モネロ(XMR)が2017年末に高騰した理由

モネロ(XMR)は、2017年を通じて大きく値上がりしました。

モネロ(XMR)の最高値は、現時点では2018年1月7日の1XMR=494.16ドルですが、ここまで価格を押し上げた下地はすべて2017年を通じてつくられたものです。

モネロ(XMR)をめぐり、2017年にどのような動きがあったのか、前半・中盤・後半、3つの時期に分けて解説します。

 

【2017年前半】ビットコインのETFがアメリカ証券取引所から否決されアルトコインに資金が流入

(出典)coinmarketcap.com『Monero Charts

モネロ(XMR)は、2017年3月にBTCベースで2倍を超える急激な値上がりを見せました。

この時期の値上がりの要因は、モネロ(XMR)そのものに理由があるわけではありません。

ビットコインのETF(上場投資信託)がアメリカ証券取引所によって否決された影響で、ビットコインからアルトコインへ資金が流入。アルトコイン全体が大きく値上がりしました。

ビットコインにはマイナスの影響となるような市場要因でも、アルトコインへの資金流入を通じてモネロ(XMR)が大きく値上がりする可能性があることが分かります。

 

(出典)日本経済新聞2017年3月11日報道『米SEC、ビットコインETFを認可せず

 

【2017年中盤】モネロ(XMR)が韓国最大の仮想通貨取引所「Bithumb」に上場した影響

モネロ(XMR)は、2017年8月26日に韓国最大の仮想通貨取引所『Bithumb(ビッサム)』に上場されました。

Bithumb(ビッサム)がモネロ(XMR)の取り扱いを公表したのは、2017年8月23日ですが、発表直後からモネロ(XMR)の価格は一気に高騰。2017年8月後半の1週間だけで、3倍を超える値上がりとなりました。

Bithumb(ビッサム)は、世界的に見ても流通総額で10位以内に入る巨大取引所です。モネロ(XMR)などアルトコインにとって、大手の仮想通貨取引所に上場される影響が非常に大きいことがこの事例を見ると分かります。

 

Bithumb(ビッサム)とは?
Bithumb(ビッサム)は韓国最大の仮想通貨取引所で、韓国語だけでなく、日本語の他にも英語やスペイン語など6ヶ国語に対応していて、世界的に利用されている仮想通貨取引所です。特にリップルの取引量が世界1位であることが知られています。

Bithumb(ビッサム)公式サイト:https://www.bithumb.com/

 

【2017年後半】仮想通貨取引全体が世界的に注目を集めた影響

(出典)coinmarketcap.com『Monero Charts

モネロ(XMR)の値上がりの動きは、2017年夏を過ぎても止まることは無く、さらに加速しました。

仮想通貨の代表格であるビットコインは、2017年を通じて約18倍にまでに急騰。2017年1月1日の終値が115,790円だったところ、2017年12月8日の終値は2,089,885円にまで値上がりしました。

ビットコインをはじめとする仮想通貨全体への注目が世界的に集まり、一気に仮想通貨投資が過熱。日本では「ビットコインバブル」とか「億り人(おくりびと)」という言葉が流行語になったほどです。

モネロ(XMR)は主要アルトコインの一つとして、仮想通貨全体への投資熱の高まりから大きく影響を受けました。

モネロ(XMR)も、仮想通貨全体がポジティブな評価を受けるタイミングでは大きく値上がりする可能性があることが分かります。

 

モネロ(XMR)が2018年1月に下落した理由

モネロ(XMR)は、2018年1月7日に1XMR=494.16ドルの最高値を付けたあと、価格が下落。

直近での底値は、2018年4月11日の1XMR=166.06ドルですから、約3か月間で価格が3分の1にまで急落しています。

モネロ(XMR)の価格が値下がりした背景を、世界の動きと、日本国内の動き、2つに分けて解説します。

 

【世界の動き】各国の仮想通貨への規制の動きが表面化

仮想通貨の価格が高騰するにつれて、ICOをめぐる詐欺事件なども頻発。さらに、モネロ(XMR)のような匿名性が高い仮想通貨に対しては、違法な取引に使われる危険性も指摘されています。

仮想通貨の存在が大きくなるなかで、世界各国で仮想通貨への規制を強化する動きが表面化してきています。規制強化の流れは、短期的には、仮想通貨の価格を下落させる要因ともなっています。

仮想通貨の規制は、G20(主要20か国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議)の主要な議題となっていますが、直近のG20参加各国の仮想通貨規制の流れを一覧表にまとめました。

これだけ各国の規制強化の流れが重なれば、市場動向にも大きな影響を与えていることは間違いないことが実感できるでしょう。

 

日本
  • 金融庁による仮想通貨交換業者への登録義務化
  • 仮想通貨取引所への業務停止命令などの行政処分実施
中国
  • 中国人民銀行がICOでの資金調達を全面的に禁止措置
  • 国内外の取引所へのアクセス遮断措置
韓国
  • 金融委員会(FSC)によるICO禁止措置
  • 仮想通貨の取引に実名確認を求める対策実施
アメリカ
  • 一部の州で仮想通貨交換業者に資金移動業の免許制導入
  • 証券取引委員会(SEC)が違反が疑われる仮想通貨取引所での取引を規制する意向を示す
カナダ
  • カナダ証券管理局(CSA)がICOを一部規制する意向を示す
イギリス
  • イングランド銀行総裁が仮想通貨への部分的な規制導入を言及
フランス
  • 金融市場監視局(AMF)が仮想通貨の先物取引/デリバティブ取引を取り締まることを公表
ドイツ
  • ビットコイン取引の規制案を作成してG20で提案すると表明
ロシア
  • 仮想通貨交換業者への登録制導入
  • ロシア連邦財務省が仮想通貨取引、ICO、マイニング等の規制について「デジタル資産規制法」草案を公開
インド
  • インド中央銀行がビットコイン及び仮想通貨の禁止を示唆
インドネシア
  • 仮想通貨の販売、購入を控えるよう中央銀行が声明発表
ブラジル
  • ファンドによる仮想通貨投資を禁止
EU(欧州連合)
  • 支払いサービス事業者として顧客の本人確認義務化
  • ドムブロフスキス欧州副委員長が、マネーロンダリングなどへの悪用防止や、投資家保護に向けて、欧州としてルール作りを進める必要があるとの認識を示す

 

【日本の動き】コインチェックのネム(XEM)流出問題

2018年1月26日、日本の大手仮想通貨取引所の一つ、コインチェックがネム(XEM)の流出問題を起こし、大きな社会問題となりました。

コインチェックが保有するネム(XEM)建ての顧客資産が、ハッキングにより外部に流出。流出したネム(XEM)は円換算で580億円に達し、世界最大額の仮想通貨ハッキング事件となりました。

コインチェックに口座をもつユーザーの仮想通貨と日本円が凍結される事態となり、日本では、仮想通貨自体への信頼性を揺るがす問題として議論されました。

コインチェックはモネロ(XMR)を取り扱う日本で唯一の仮想通貨取引所だったため、日本のモネロ(XMR)保有者の多くが事件の影響を受けました。

さらに、コインチェックが事件後の業務再開に際して、モネロ(XMR)を含む匿名性が高い仮想通貨については、取り扱いを停止する方向であることが報道されています。

これは、2018年3月8日に金融庁から示された行政処分に対応するものと考えられますが、日本において、モネロ(XMR)が危険な仮想通貨という印象を与える影響があったことは否めません。

日本においてモネロ(XMR)の取引を控える動きが生じたため、モネロ(XMR)の流動性が低下。短期的にモネロ(XMR)が大きく値下がりする要因の一つになったと考えられます。

 

 

モネロ(XMR)2018年の展望

モネロ(XMR)の過去の高騰、下落の動きを振り返り、その理由を解説してきました。

これまでモネロ(XMR)の値動きに影響を与えてきた要素が、モネロ(XMR)の今後にどのような影響を与えるのか?モネロ(XMR)2018年の展望を考察してみましょう。

 

モネロ(XMR)は他のアルトコインに比べて堅調な動き

モネロ(XMR)の最大の技術的な特徴は、匿名性が高いことです。他のアルトコインの多くがビットコインをベースに開発されるなかで、モネロ(XMR)は独自の技術的な特徴を持っています。

値動きにもこの特徴は反映されていて、多くのアルトコインがビットコインに連動した値動きをする中でも、モネロ(XMR)は比較的に堅調な値動きを見せる傾向があります。

一例をあげると、リップル(XRP)が最高値を更新したのも、2018年1月3日とモネロ(XMR)とほぼ同じタイミングですが、現在の価格は最高値時の約4分の1ほどです。

(出典)coinmarketcap.com『Ripple Charts

 

一方、ほぼ同時期に最高値を更新したモネロ(XMR)は、現在の価格は最高値時の約60%程度にまで回復しています。

モネロ(XMR)は、ボラティリティと呼ばれる価格の変動性向がアルトコインのなかでも比較的小さい、手堅い仮想通貨という特徴があります。

(出典)coinmarketcap.com『Monero Charts

 

仮想通貨への理解が深まることによるプラス効果

2017年は仮想通貨元年とも呼ばれ、ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨が高騰しました。

2018年に入り、一時のバブル的な状況は落ち着きを見せ、仮想通貨そのものへの理解が深まるタイミングになると考えられます。

仮想通貨への理解が深まる中で、モネロ(XMR)がビットコインとは異なる技術的な背景を持つメリットについて、多くの投資家が理解を深めていくものと思われます。

モネロ(XMR)の本質的な特徴を理解する動きが生まれてくるのは、長い目で見れば好ましいことです。

 

日本国内でモネロ(XMR)の取り扱いが再開するか?

コインチェックでの取り扱いが中止の方向となったことで、2018年4月時点で、日本でモネロ(XMR)を取り扱う取引所はありません。

海外の取引所に口座を開設するとしても、仮想通貨の取引は比較的にハードルが低いとは言えますが、それでも日本の取引所でモネロ(XMR)が取り扱われるのは大きな安心感につながるでしょう。

モネロ(XMR)の2018年を展望する上で、日本国内の取引所でモネロ(XMR)の取り扱いが再開するか否かは、大きな転機になり得る可能性があります。

 

まとめ

 

  • モネロ(XMR)は、ビットコインからアルトコインへの資金流入で値上りする可能性があります。
  • モネロ(XMR)は、大手取引所に上場された場合、大きく値上りする可能性があります。
  • 主要各国の仮想通貨への規制の動きは、モネロ(XMR)の値下り要因となる可能性があります。
  • 日本国内の取引所でモネロ(XMR)の取り扱いが再開するかどうかは、重要なトピックです。
  • 仮想通貨への理解が深まり、モネロ(XMR)の特徴が理解されることはプラスに働くでしょう。

 

モネロ(XMR)は上場以降、堅調な動きを続け2017年末には最高値を更新しました。2017年には、いくつも好要因が重なったことが影響しています。

その一方で、2018年に入ると、世界的な仮想通貨規制強化の流れを受けて価格が下落しています。日本ではコインチェックで取り扱いが停止されたことも影響しました。

モネロ(XMR)の価格は取り巻く環境に影響される側面はありますが、モネロ(XMR)はビットコインには無い明確な特徴を持ち、仮想通貨全体への理解が深まることは、モネロ(XMR)の将来にプラスに働くと予測されます。

モネロ(XMR)の取引を始めてみたい場合は、次の記事を参考にしてください。

 

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2018.03.28

 

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