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ネオ(NEO)とは?基本性能と特徴を探ってみよう!

ネオ(NEO)は2016年に中国で誕生した仮想通貨です。イーサリアム(ETH)に使用されているスマートコントラクトをベースに中国で開発されたので、中国版イーサリアムと呼ばれることもあります。
発行当初はアントシェアーズ(Antshares : ANS)という名前で世に出てまいりましたが翌年、ネオ(NEO)と改称されました。発行枚数は1億枚(NEO)で仮想通貨単位はNEOです。
ネオというのはプロジェクト全体の呼び方です。そのプロジェクト内のトークンとしてネオ(NEO)が存在します。それともうひとつ重要なのがガス(GAS)と呼ばれるネオ(NEO)のみに特化して使用するトークンの存在です。
ネオ(NEO)は前述のプロジェクトのプラットフォームとして位置づけられたトークンです。それと対照的にガス(GAS)は、ネオ(NEO)でスマートコントラクトを機能させる際に、その燃料として使われるトークンです。
自動車で例えますと、ネオ(NEO)が車体で、ガス(GAS)がガソリンとなります。イーサリアム(ETH)も同様にスマートコントラクトを機能させる際にガスを使用します。
ただし、イーサリアム(ETH)はガスというトークンは存在せず、微額のイーサリアム(ETH)を燃料に使用するスキームです。
つまり、ネオ(NEO)は、イーサリアムのガスのスキームとは異なり、ガス(GAS)というトークンが確立されていて、ネオ(NEO)を機能させる際に燃料として使用するスキームとなります。
しかし、ネオ(NEO)のガス(GAS)は現在売られていません。ネオ(NEO)のガス(GAS)を手に入れる方法は、
ネオ(NEO)を「NEON Wallet」という専用のウォレットに預けることで、ネオ(NEO)の保有量に応じて、ガス(GAS)が配布されるスキームです。
この配布されたガス(GAS)を燃料として使用することで、ネオ(NEO)のスマートコントラクトを機能させることが可能となります。
ネオ(NEO)とはズバリ!中国版イーサリアムだった!?
ネオ(NEO) | イーサリアム(ETH) | |
時価総額(2018.5現在) | 11位 | 2位 |
取引所(日本国内) | なし | ほぼ、すべて |
スマートコントラクト | 搭載 | 搭載 |
dApps | 搭載 | 搭載 |
発行枚数 | 1億(NEO) | 約9,800万(ETH) |
公式サイト | ネオ(NEO) | イーサリアム(ETH) |
ネオ(NEO)は中国で開発された仮想通貨で、イーサリアム(ETH)の基本性能をベースに作られました。ですので、比較すると類似点が多いのは当然といえば当然ですよね。しかし、時価総額は圧倒的な差があります。
これはいたし方ないことでしょうが、ネオ(NEO)は中国ならでは?と言えば語弊があるかも知れませんが、かなり独自性の高い性能を持っており、
あとで述べますが、そのポテンシャルはイーサリアム(ETH)を凌ぐ可能性を秘めています。
ネオ(NEO)は中国当局のお墨付きを得た仮想通貨ってホント!?
ネオ(NEO)は中国発の仮想通貨なので当然、中国情勢に左右されることは否めないと思います。ここでいう中国情勢とは、世界情勢vs中国当局という図式となるので、
本当に難解な面が多く昨年も突然、中国当局の介入で仮想通貨の取引が規制されると、ビットコインが暴落したケースがありました。
日本人にとっては一般的に理解しづらい考え方をするので、ネオ(NEO)を取引する上では常に中国当局の突発的な事象にアンテナを張っておく必要はありますね。
ネオ(NEO)の今後の価格を予想するとスゴイ可能性が見えてきた!
ネオ(NEO)の今後の価格推移は非常に有望視されています。2018.5現在も仮想通貨全体で時価総額が11位にランキングされ、世界の注目を集めているといっても過言ではありません。
また、リリース当初から比較しても、ものすごい勢いでチャートを駆け上がっています。
ネオ(NEO)の最近の価格変動をチャートから読み取ってみよう!

出典:みんなの仮想通貨
ネオ(NEO)の価格はリリースから約一年後の2017年6月ごろから上昇を始めます。(この当時の名称はANS)その伸び率は約8倍にも達しました。
これはネオ(NEO)の前身のアントシェアーズ(Antshares : ANS)の会議で革新的な技術発表への期待が主な要因とされていましたが、
フタを開けるとネオ(NEO)への名称変更以外に重要な発表はなかったので価格は暴落し、絶頂期の約半額まで落ち込みました。
その後はほぼ横ばい傾向で推移していて、不安視される面もありましたが名称変更後、数か月で急騰しました。
ネオ(NEO)の価格変動のスイッチは中国が握っているって噂はホント?
仮想通貨に対する規制が不安視される中国ですがその反面、潜在的な取引量は世界屈指の仮想通貨大国であることには変わりありません。
ですので規制云々というよりも、バイナンスという世界一の仮想通貨取引所を擁する、中国が世界的に展開する仮想通貨マーケットの動向に注視するという考えを持ったほうが良いのかも知れません。
ネオ(NEO)の将来性を考えるだけですごい未来予想図が見える!?

ネオ(NEO)の将来性を考えると、それは前途洋々といえるでしょう。まず、イーサリアム(ETH)の性能をベースに開発された
ネオ(NEO)の独自性の高い基本性能を上げますと、中国らしい!と思わず言いたくなるような作り方といえるでしょう。
- さまざまなプログラミング言語との互換性が高い
- イーサリアム(ETH)のスマートコントラクトを兼ね備えている
- オーガー(REP)の市場予測の機能も備え持っている
とにかく、工業製品や電化製品等の「これぞ Made in China」と言ってしまいそうなぐらい、良いとこ取りの中国的な作り方だと思いますが、
仮想通貨に特化すれば本当に画期的で期待せずにはいられない、すばらしい仮想通貨といえるでしょう。
ネオ(NEO)の不安点を考えてみた結果、気になることが3つある!

ネオ(NEO)のポテンシャルの高さと、将来的な展望が明るいということを述べてまいりましたが、やはり不安に感じる点もありますよね。
「ネオ(NEO)を買いたいけど、心配なことが多いよね」っと考える方は多いと思います。その代表的な不安点を3つピックアップしましたので、考えてみましょう。
ネオ(NEO)の不安点1 : 今後の価格推移は本当に有望なのか?
この点が一番の不安点だと思いますが、こればかりは誰にもわからないというのが正解だと思います。
ただ、前述したとおり、昨年の独自のポテンシャルが評価されたときは、ものすごい勢いで価格は高騰しましたので、他の仮想通貨との連動性は比較的低い仮想通貨と考える面もあります。
ネオ(NEO)の不安点2 : ポテンシャルを使いこなせるのか?
このネオ(NEO)は非常に高いポテンシャルを持っていますので、実社会でネオ(NEO)を導入し、本当に機能するのか?という疑問もあります。
中国当局はこれが最もプライオリティ(優先順位)の高い課題と位置づけているかもしれません。ネオ(NEO)それほど期待度の高い仮想通貨と言えますね。
ネオ(NEO)の不安点3 : やはり最大の懸念材料は中国当局?
やはり、最大の不安点は中国当局の動向ですね。こんなにすばらしい仮想通貨を将来的にどう利用しようとしているのか、
中国政府の考え方ひとつで、右にも左にも、上にも下にもいく可能性は排除できないので、ここが最大の心配ごとと言えるのは仕方無いことかも知れません。
ここまでのまとめ

ネオ(NEO)は今後の世界のスマートコントラクト社会の中心に位置する可能性を秘めた仮想通貨です。しかし、その陰に常に中国当局の動向がセットになっていることも事実です。
ネオ(NEO)を保有するか?しないかの?その判断材料は非常に難しいことかも知れませんが、
現時点(2018.5)での時価総額が示すとおり、世界の注目を集めている仮想通貨でありプラットホームであることは事実です。仮想通貨セブン編集部はネオ(NEO)の将来的な明るい展望に期待しています。