仮想通貨アイオタ(IOTA/IOT)とは?今後の将来性、価格を解説!

アイオタ(IOT)は、2016年7月に公開された仮想通貨です。略号はIOTAまたはIOT、その名の通り、IoTデバイス間の決済に最適化された仮想通貨です。

IoTは「Internet of Things」の略語で、モノとインターネットの情報のやり取りのことを意味しています。アイオタ(IOT)は、IoTに仮想通貨を実装しようという壮大なプロジェクトです。

大手家電メーカーや行政などとの提携も注目されるアイオタ(IOT)ですが、今後の将来性、価格を解説します。

 

アイオタ(IOTA/IOT)とは?

通貨名 アイオタ(IOTAまたはIOT)
通貨コード IOT
公開日 2016年7月11日
総発行枚数 2800兆枚(100万枚を1単位で取引)
公式サイト https://www.iota.org/

 

アイオタ(IOT)の名前の由来は「Internet of Things」、あらゆるモノをインターネットに繋げることで生活を便利にするという取り組みから来ています。

アイオタ(IOT)は、IoT(Internet of Things)に仮想通貨決済を導入する目的で開発されました。

 

アイオタ(IOTA/IOT)3つの特徴

 

IoTはモノとインターネットの繋がりなので、莫大なデータのやり取りが発生する一方で、一つひとつのデータ量はごく小さなものです。

IoTに仮想通貨決済を導入する場合、一つひとつは極めて少額な決済となります。これをマイクロペイメントと呼びますが、決済件数は非常に多くなります。

アイオタ(IOT)には大きく3つの特徴がありますが、アイオタ(IOT)の特徴はすべてIoTに仮想通貨を対応させることから生まれたものです。

アイオタ(IOT)の発行枚数が2800兆枚と非常に多いのも、IoTの莫大なデータ量に対応させるためのものです。

 

アイオタ(IOTA/IOT)はブロックチェーンを持たない

アイオタ(IOT)は、ビットコインのようなブロックチェーンの仕組みを持ちません。

ビットコインに始まる仮想通貨ではセキュリティを高めるために分散型の承認システムとしてブロックチェーンを採用しています。

ブロックチェーンには最終的にデータの整合性を承認する人が必要です。この承認者がマイナーで、承認作業がマイニングとなり都度報酬が支払われています。

ところが、IoTで用いられるデータはマイクロサイズですから、ブロックチェーンの仕組みではある意味大袈裟すぎて、デメリットの方が目立ってしまうのです。

アイオタ(IOT)では、この問題をTangleというブロックよりも細かいメッシュ状のトランザクション処理によって解決しています。

 

アイオタ(IOTA/IOT)は送金手数料が無料

アイオタ(IOT)は、ブロックチェーンを持たないため、マイニングという概念を持ちません。マイナーへの報酬を支払う必要が無いため、送金手数料がかかりません。

ブロックチェーンを持つ仮想通貨の場合は、承認作業を行うマイナーへの報酬が必要となるため、原理的に送金手数料をゼロとすることはできません。

アイオタ(IOT)を仮想通貨の取引所で取引する場合は、一定の割合で取引所の運営費用を負担する必要がありますので、アイオタ(IOT)の取引手数料がゼロになるという意味では無いことには注意して下さい。

 

アイオタ(IOTA/IOT)は量子コンピューター耐性を持つ

量子コンピューターは、次世代の超高性能コンピューターです。現在のコンピューターよりも計算処理速度が桁違いに高速化すると予測されています。

仮想通貨は暗号通貨とも呼ばれ、数学的な暗号を基礎としていますが、量子コンピューターが登場すると現在の仮想通貨の暗号も解き明かされてしまう危険性が指摘されています。

アイオタ(IOT)が採用しているTangle技術は、量子コンピューターでも解くことが不可能な取引記録システムです。

このため、アイオタ(IOT)は量子コンピューター耐性を持つと言われていて、より長い期間安全に運用することが可能になると考えられています。

 

アイオタ(IOTA/IOT)を購入するには?

 

アイオタ(IOT)は時価総額でも10位以内に入っている人気アルトコインですが、登場した時期が比較的新しく、取り扱っている取引所はある程度限られます。

 

国内取引所

2018年5月時点で、アイオタ(IOT)を取り扱っている日本国内の仮想通貨取引所はありません。今後の対応が待たれます。

 

海外取引所

アイオタ(IOT)を取引するには、現時点では海外の仮想通貨取引所を利用するしかありません。

アルトコインを取引する場合に海外の仮想通貨取引所を利用するケースは多く、極端にハードルが高いわけではありません。

アイオタ(IOT)に関心があるなら、ぜひ海外の取引所を利用することを検討してみることをおすすめします。

具体的には、アイオタ(IOT)が最初に上場されたBitfinex(ビットフィネックス)やBinance(バイナンス)などで取り扱われています。

 

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アイオタ(IOTA/IOT)の価格推移(チャート)

(出典)coinmarketcap.com『IOTA Charts

 

アイオタ(IOT)の価格推移を見てみましょう。

アイオタ(IOT)の公開は2016年7月11日ですが、その後の開発・改善にも一定の時間を要し、公開から約1年後の2017年6月13日にBitfinex(ビットフィネックス)に上場しました。

2018年5月時点で上場後1年にも満たない状況ですが、大きな値上がりを見せています。

 

2017年 上場から最高値を更新

アイオタ(IOT)は上場直後の価格が0.15ドル強で推移しまししたが、2017年12月6日には5.34ドルの最高値を付けました。

2017年を通じて仮想通貨全体に関心が高まったことにも大きく後押しされましたが、実に35~36倍の値上がりとなり、アイオタ(IOT)は高成長コインの代表格と見なされるようになりました。

 

2018年 4月には約2倍の値上がり

2018年に入ると、仮想通貨全体の市場が調整局面に入るなかで、アイオタ(IOT)の価格も停滞。3月には約1ドル付近にまで下落しました。

ところが4月に入るとアイオタ(IOT)の価格は急騰。5月に入ると2ドルを突破、約1か月間で2倍以上の値上がりを見せています。

2018年以降も、台北市との提携などの報道を通じて、アイオタ(IOT)の将来性が高いことへの理解が深まっていることが背景にあると考えられます。

 

アイオタ(IOTA/IOT)の独自技術「Tangle」

 

アイオタ(IOT)の最大の特徴は、ブロックチェーン技術を使っていない仮想通貨だということです。

アイオタ(IOT)は、非常に細かい取引に対応するために、ブロックチェーンではなく「Tangle」という独自の技術を採用しています。

 

アイオタ(IOTA/IOT)は次世代ブロックチェーン技術、DAGを採用

 

従来のブロックチェーン技術と、DAGの違いについてとても分かりやすいTweetがありましたので引用しました。

「Tangle」とは「もつれ、絡み合う」という意味ですが、アイオタ(IOT)が採用するTangle技術は、DAG(Directed Acrylic Graph)と呼ばれる次世代型のブロックチェーン技術が基礎となっています。

ブロックチェーンは1本の鎖に例えられ、承認が行われなければその先のブロックが承認されないため処理詰まりを引き起こします。

DAG技術をベースにしたTangleでは網目状の承認処理となるため、承認処理を分散することが可能となります。具体的には、取引を行う人すべてが承認作業を行うことが可能です。

 

アイオタ(IOTA/IOT)はマイクロペイメントに対応可能

アイオタ(IOT)が採用するTangle技術では、網目状に承認処理を行うことで、取引を行う人すべてが承認作業を行うことが可能となります。

これはアイオタ(IOT)の取引を行う人すべてがマイナーでもあるということです。アイオタ(IOT)には、ビットコインのようなマイナーという存在がありません。

マイナーが不在なため、マインイング報酬を支払う必要もありません。アイオタ(IOT)は送金手数料が無料の仮想通貨なのです。

IoTのような非常に細かい処理においては、一つひとつの決済金額もごく少額となります。いちいち送金手数料がかかっていたのでは、少額決済は困難になるわけです。

アイオタ(IOT)は、Tangle技術を導入することでマイニング報酬を不要とし、マイクロペイメントに対応可能な仮想通貨となっています。

 

アイオタ(IOTA/IOT)今後の将来性

 

アイオタ(IOT)は計画公開から2年に満たず、上場からは1年にも満たない新しい仮想通貨ですが、大手家電メーカーを中心に多くの企業が提携を表明しています。

仮想通貨にとって、どれだけ多くの人々に使われるかは将来性を左右する非常に重要な要素です。

 

アイオタ(IOTA/IOT)は富士通など20社以上と提携

(出典)『IOTA Data Marketplace

 

アイオタ(IOT)は、大企業との提携が目立つことが特徴です。日本の企業としては富士通が提携しています。

IoT(Internet of Things)に仮想通貨決済が導入されることで、多くの新しいビジネスチャンスが創出されると考える企業が多いことが分かります。

 

アイオタ(IOTA/IOT)が台北市と提携し市民サービスを提供

2018年2月3日、台湾の首都である台北市がアイオタ(IOT)と提携して市民サービスを提供するという報道がありました。

台北市情報技術局のWei-bin Lee局長によれば、Tangle技術で構築された市民IDカードを作成。これは 「Tangle ID」と呼ばれ、個人情報の漏洩や不正投票のリスクを排除し、行政関連サービスのデータや健康などの履歴を記録・追跡することができるようになるとしています。

 

(出典)ccn.com 2018年2月3日『Taipei Taps IOTA Blockchain Tech for Smart City Upgrade

 

アイオタ(IOTA/IOT)値上がりへの期待

アイオタ(IOT)が短期間に多くの大企業と提携し、行政とも連携していることは、アイオタ(IOT)の開発目的への期待が高いことの現れでもあります。

アイオタ(IOT)のようなアルトコインは、ビットコインと明確に異なる個性を持つ必要がありますが、ブロックチェーンを使わないというアイオタ(IOT)の個性は際立っています。

こうしたアイオタ(IOT)に対する期待が、仮想通貨の値動きとしては、価格の急騰という現象として現れています。アイオタ(IOT)は値上がりへの期待が大きい仮想通貨なのです。

 

アイオタ(IOTA/IOT)のデメリット

 

アイオタ(IOT)は期待も大きい仮想通貨ですが、技術的な独自性が高いことがデメリットになり得るとも考えられます。

 

アイオタ(IOTA/IOT)のシステムは技術的な難易度が高い

アイオタ(IOT)は、現時点では、IoT(Internet of Things)に仮想通貨決済を導入するというプロジェクトの一部を実現しているにすぎません。

アイオタ(IOT)本来のプロジェクトは壮大な規模となり、技術的な難易度も非常に高いことが予想されます。

 

アイオタ(IOTA/IOT)の技術的な安全性は検証し難い

アイオタ(IOT)は技術的な独自性が高く、安全性を検証することが難しいという問題があります。

従来のブロックチェーン技術であれば、検証する側の絶対数が多いために、検証そのものは容易です。アイオタ(IOT)の場合は、検証作業を行うこと自体がかなり難しいという課題があります。

 

まとめ

 

  • アイオタ(IOT)は、IoT(Internet of Things)に仮想通貨を実装しようとするプロジェクトです。
  • アイオタ(IOT)は、ブロックチェーンを持たずTangle技術に基づく仮想通貨です。
  • アイオタ(IOT)は、マイニングの必要が無く送金手数料がかかりません。
  • アイオタ(IOT)は、比較的新しい仮想通貨ですが、既に多くの企業や政府が提携しています。
  • アイオタ(IOT)への期待は大きく、上場以降の価格高騰も大きい仮想通貨です。

 

アイオタ(IOT)は、IoTデバイス間の決済のために開発された仮想通貨です。このため、少額で大量の取引に対応できるよう、「Tangle」という独自技術を採用しています。

アイオタ(IOT)はマイニングの必要が無いため、送金手数料がかからないという特徴があり、行政サービスへの応用なども視野に入れています。

一方、技術的な難易度が高く、安全性の検証などが困難という課題も指摘されています。アイオタ(IOT)の開発は現在も継続されており、次世代を担う仮想通貨として発展して行くことが期待されます。

アイオタ(IOT)は値上がりへの期待も大きい仮想通貨ですが、現時点で日本国内の取引所では取り扱いがありません。アイオタ(IOT)を取引したい場合は、海外の取引所を利用しましょう。

海外の取引所を利用することで、アイオタ(IOT)をはじめ、アルトコインを取引することができるようになります。

 

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